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「脂質異常症と脳血管障害について」
2025.02.13こんにちは。かねなか脳神経外科、看護師Uです。
2月はバレンタインの季節ですね!
さて、新型コロナウイルス発生をきっかけに手洗いやうがいなど、基本的な感染対策の大切さに気付く人が増え、健康への関心が高まってきています。
今回は、脂質異常症と脳血管障害についてお話したいと思います。
皆さんは脂質異常症と聞いて、どんなイメージを持たれますか?
体型を想像される方も多いと思いますが、実は体型はあまり関係ありません。
痩せている方でも、内臓肥満のような「かくれ肥満」の方は脳卒中の危険性が高くなります。
脂質異常症とは血液中のコレステロールが血管内に溜まり、動脈硬化を引き起こすことを言います。コレステロールが蓄積するとプラークを形成し、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な疾患を引き起こします。
主な要因として
①過食、運動不足、肥満、喫煙、アルコールの過剰摂取
②遺伝的要因(家族性高コレステロール血症)
自覚症状がほとんどないため放置されがちな病気ですが
『サイレントキラー』と言われるほど、静かにダメージを与えてくる怖い病気でもあります。
そのため、生活習慣の見直しが大事です。
食事 ・朝食を食べる習慣をつける
→ 朝ごはんを抜くと高血圧や糖尿病、高脂血症のリスクが高まります。
・糖質の摂り過ぎに注意する
・魚や食物繊維、大豆を積極的に摂る
・動物性脂肪を控える
・飲酒は適量を守る
・寝る前の食事は避ける
運動 ・忙しい方は「ながら運動」がおすすめ!
有酸素運動30分くらいが良いです。
※心疾患を抱えている方は必ず医師に相談してください。
生活・睡眠・休息をとる
・禁煙する
また、健康を維持するためには自身の適正体重やBMIを知ることも重要です。
BMI=体重÷身長㎡
適正体重=身長㎡×22
これまで続けてきた生活習慣を改善するのは簡単なことではないですよね。
自覚症状がないからこそ、健康診断の数値は重要なサインです。
自分は大丈夫と思わず、まずは健康診断を受けましょう。
看護師にもお気軽にご相談ください。
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