-
謹賀新年
2022.01.02謹賀新年
皆様、昨年は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い申し上げます。当院は開院から2回目の年明けを迎えました。昨年は当院にとっては爆発的な一年でした。
脳神経外科クリニックですが、地域医療は使命であり、災害とも言われるコロナ禍で発熱外来を行わない訳にはいかず、、。1日陽性者を29名報告した時には何かの間違いではないか?と東京都からの問い合わせがあった程でした。幸い隣ビルの使用ができた為、本館との患者様の混ざりが無く導線を分かれたことが大きいです。
そして、春からはコロナワクチン。大学病院や総合病院が大規模接種を行う基本型接種施設として名を連ねる中、中野区では当院のような診療所が基本型施設組み込まれました。ライオンの檻の中にいる兎状態です。ディープフリーザーを有し、10日間で1000名を接種する施設が基本型施設としての命でした。診療があるためとてもじゃないけど私たちだけではできず、、。私のホームベースである東京警察病院のスタッフたちや東京大学大学院生などにお手伝いを頂き、2万人の接種を行いました。
また、特に64歳以下の若者接種のフェーズでは、日中の接種に加えて、仕事帰りに接種可能な夜間接種(ナイトセッション19:00-23:00)を平日毎日行い、これが日本初の試みだったようで各局テレビに報道されました。個人的にはサンジャポと目覚ましテレビの反響が大きかった気がします。かかりつけの患者様より、先生見たよ!と言ってもらえたり、嬉しかった!と言ってもらえたり!中にはオンエア中に電話が来て今映ってると報告を頂いたり、、。患者さんって本当有難い存在です。脳神経外科の診療では、この1年間でおよそ1万人の新しい患者様にお越し頂き、「頭痛専門外来」、「脳卒中診療」を軸に診療し、脳のことならなんでもござれと朝9:00から20:00までノンストップで診療しました。週一回は血管内手術(カテーテルを用いた脳の手術)に向かい、月に1-2回は脳卒中センターの当直を行いました。
カルテ番号も10500番に迫るところで昨年は終了し、これだけの来院に有難い反面やや過労気味で心身ともに崩れてしまいそうな場面もありました。
今年は昨年の診療業務を安定させながら更に洗練し、器用に効率的に皆様に慕われるクリニックを目指して精進していきます。脳卒中診療は長年やってきてある程度確立したものが出来上がりました。
今年は特に「頭痛専門外来」を確固たるものとし、頭痛に悩む患者様が間違った治療に陥らないよう専門外来として診療していきます!
昨日1/1は中野区休日診療でスタートしました。元旦だから暇かな?と思ったのが過ち。いつもと変わらない!!!!スタッフ皆昼休憩取れずという悪夢。昔から当直中に「今夜は暇だなぁ」というフレーズは当直明けるまでは御法度でした。それを思い出しました。でも、スタッフは嫌な顔せず、慕って来てくれる患者さんの為にいますから!と涙出る救われる一言!スタッフに感謝です!
さてさて私は今から1/4からの診療までに、溜まってしまった文書書類を仕上げます!
今年もよろしくお願い申し上げます!
最新の記事
- 2024年11月23日
MRI検査の血管撮影について - 2024年11月20日
新しい認知症治療薬「ケサンラ点滴静注薬」の登場。 - 2024年11月17日
高血圧性脳出血 - 2024年11月09日
リハビリの重要性と日々の積み重ねの大切さ - 2024年11月06日
頭の痛い時の薬を整理しましょう