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片頭痛!片頭痛⁉︎片頭痛?
2022.05.26こんばんは
院長のKです
4月に入ってから一気に頭痛の患者さんが増えています。この時期は季節の変わり目、新生活に伴う環境変化、気圧気候の変動が重なり、様々な頭痛が混在する時期なのです。そして、コロナ感染後頭痛、ワクチン後頭痛などの頭痛も加わるので交通整理に苦慮する訳です。
この時期の頭痛外来では、いつも以上に問診が重要となります。
脳の異常を有する二次性頭痛は置いておき、一次性頭痛にフォーカスすると、外来で診る頻度で高いのは片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛、社会生活不安障害に伴う頭痛、コロナ後の新規発症持続性連日性頭痛、ワクチン後のよく分からない不定頭痛などですね。
問診によっては、全て診断が片頭痛の様になってしまうんです。問診の取り方が悪いのが原因!と言うだけではなく、混合性頭痛という複数のパターンを持つ事が常であるのも承知、その中で最も辛くて印象にあるものが片頭痛の場合が多いという事で、気をつけないとその頭痛ばかりにフォーカスされてしまいがちです。
片頭痛はストレスでも増悪します。緊張型頭痛はなをしかりです。天気が悪い時、気分も晴れず、頭痛は両方頭痛有りますよね。
天気、気候、気圧、温度、女性ですと月経や排卵など性周期。これらは片頭痛の危険因子です。しかし、これらは本人が回避できない因子でも有ります。
一方で本人が回避できる因子もあります。
寝不足、寝過ぎ、空腹、タブレットなどの光、チョコレート、チーズ、ワインなどのチアミン系含有物の摂取などは避ける事ができる因子です。
内服や抗CGRP製剤による注射は予防療法の一部ですが、生活でのリスク回避もまた予防療法の一部です。
うまく付き合って梅雨から台風の時期を乗り越えていきたいですね。
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