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内科も診てもらえるんですか?
2021.03.25こんばんは。院長のKです。
だんだんと暖かくなり、春を感じますね。
花粉症の方にとっては地獄の季節のようで、とても辛いと思います。貼付薬なども登場し、症状緩和できる薬剤も多いため、困った時にはご相談ください。
今日は、患者さんによく聞かれる、ほんとよく聞かれるので、「ここでは内科も診てもらえるのですか?」に対する返答です。答えは当然「もちろんです」です。
私の中で、内科診療は2パターンあり、「高血圧、糖尿病、脂質異常」「風邪や発熱、喉の痛み、腹痛、頻尿、排尿時痛などのcommon disease」です。 「高血圧、糖尿病、脂質異常」は脳卒中を予防する上で、私の最も得意とする分野です。たくさんの患者さんが当院で治療しています。動脈硬化を促進させないように、評価をしながら患者さんと共に診療を進めています。
「風邪や発熱、喉の痛み、腹痛、頻尿、排尿時痛」。これはかかりつけ医として、地域医療として内科診療を行っています。普通の風邪から始まり、新型コロナウイルス感染症(隣ビル別館対応)、市中肺炎、肺気胸、腎盂腎炎、膀胱炎、大腸憩室炎、虫垂炎(盲腸炎)などcommon diseaseと言われる日常内科疾患も積極的に診療しております。専門性が高いと判断した場合は速やかに専門医に紹介してます。
脳神経外科と内科は組み合わせの想像がつきにくいと思います。入院中の急性期に脳のご病気の患者さんは意識が無いことも多いのです。意識が無い患者さんは、言葉で症状を訴えることができません。知らずに発熱するし、放っておけば血圧はぐちゃぐちゃ、血糖も異常となるし、吐血など消化管症状を併発するし尿も出ないし、下痢と思えば次は便秘と、意識が無い患者さんから症状とデータだけで正常に戻すよう治療し、コントロールしてあげなければならないのです。手術以外は脳神経外科医師としてのライフスタイルは専ら内科診療と言っても過言ではなく、そのため内科をたくさん勉強しています。
脳神経外科と内科。よくクリニック名に「◯◯脳神経外科内科」となるのはそのためです。
当院はあえて、「頭とからだのクリニック かねなか脳神経外科」としています。
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