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清水俊彦先生との研究会
2023.09.20こんにちは。院長のkです。
私は昨夜は診療を18時で切り上げ、汐留に向かいました(21時まで引き続き診察してくれた警察病院の岡野先生に感謝)。なぜならば、頭痛研究会があり、頭痛の第一人者である清水俊彦先生の講演の座長を賜ったからです。
清水俊彦先生と言えば、頭痛界隈で知らない人はいません。慢性頭痛の神様とも言える存在です。
清水先生の外来は朝5:00過ぎから、まるでテーマパークのアトラクションに乗るかのごとく、9:00-診療の為に患者さん達が列をなして並びます。平均数時間待ち、診療は1-2分。しかし、その1-2分に絶大な診療が込められているのです。そのため、清水先生を訪れる患者さんは全国から後を絶ちません。
昨日はそんな清水先生と念願のコラボレーションを、日本イーライリリー株式会社に作って頂きました。
片頭痛のup-to-date、脳過敏症候群まで。
三叉神経周辺領域の徹底的な解明。CGRP、帯状疱疹説、サブスタンスP。
帯状疱疹後の椎骨動脈解離、コロナワクチン後の三叉神経関連頭痛、脳過敏症候群と慢性頭痛。
普段診療していていろんな事が、繋がった研究会でした。
先生、頭痛は難しいでしょ?
はい、難しいですね。と答えました。
極めて簡単な事かもしれないよ。と清水先生は言います。
いろんな大変なことたくさんあるけど、金中先生、頭痛頑張ってねと励まされお別れしました。
頭痛外来って非常に難しく思います。生命に関わらないけど生活に大きく関わる慢性頭痛。それを外来のわずかな時間で患者さんと信頼関係を築き、治療を行っていきます。治療に対して共通の目標を作ります。
また明日への診療に気持ち引き締める思いで終えた研究会でした。
清水先生、有り難うございました。
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