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脳ドックについて
2025.03.07こんにちは。かねなか脳神経外科受付のSです。
本日は最近お電話でもお問い合わせを多くいただいております、「脳ドック」について
お話いたします。
まず初めに、脳ドックとは
脳疾患の早期発見や予防を目的とした健康診断の一種です。
当院ではA~Fまでの6つのコースがございます。
簡単にそれぞれのコースの特徴をご紹介いたします。
A.簡潔脳血管評価コース(40歳以下限定・当日結果説明)
人間ドックは40歳を過ぎたころから行うことが多いようですが、脳卒中の中には「くも膜下出血」など、何の前触れもなく若年者で発症することも稀ではない疾患があります。
脳ドックの場合は出来れば30歳を過ぎたら一度は受診することをお勧めいたします。
その為、当院では活動性が高く働き盛りの40歳以下の若い方々を対象に、検査費用を抑えたこちらのコースを設定いたしました。
B.スピード脳ドックコース(当日結果説明)
脳の一般的なことは全て網羅した画像検査です。
当日結果説明を専門医より説明を受けてから帰宅して頂きます。
忙しくて何度も来院出来ない方や、検査結果を待っている間の不安解消につながります。
C.スタンダード(標準)脳ドックコース
脳ドック学会推奨のプランによるコースです。
生活習慣病のチェックと頭部MRI/MRAのほか、超音波(エコー)にて頚動脈を検査します。
D.認知症チェックコース(50歳以上の方)
物忘れや認知症が心配な方のコースです。
VSRADという検査を追加しています。
記憶の中枢である脳の「海馬および海馬傍回」の萎宿程度を測定することができる画像診断システムです。脳全体の状態や認知機能評価スケール(問診・筆記の評価)と併せて診断いたします。
最近は、レケンビやケサンラといったアルツハイマー型認知症の病気の進行を抑える新薬が日本でも使えます。当院でも何人かの患者様が使用しています。認知症になり過ぎてからでは手遅れ、MCIと言う認知症一歩手前と初期の認知症に適応が有ります。物忘れだけで無く、歩くのが遅くなった、便秘がちになった、寝る時に声を上げる、転びやすいなどがあれば、それは認知症の始まりかもしれません。
https://www.kanenaka-neurosurgeryclinic.tokyo/rounen.html#newTreatments
E.標準全身がんMRIドックコース(人間ドックと脳ドックを統合)
頭部MRI検査のほかCTによる全身の臓器を一度に詳しく検査するコースです。
脳ドックと人間ドック、癌ドックを合わせたコースと言えます。
診断の精度を高めるために、画像検査だけではなく、採血による生活習慣病や腫瘍マーカー、胃がんリスクを評価する胃ABC検査を併せて診断を行います。
F.特殊全身がんMRIドックコース(人間ドックと脳ドックを統合)
頭部検査のほか、体幹部をDWIBSというMRIの新しい撮影方法を用いて各種がんの検査を行います。被曝のないPET-CTみたいなイメージです。全身臓器の癌、特に癌の転移やリンパ腫など血液の癌の検出にも優れています。Eコース同様画像検査だけではなく、採血による生活習慣病や腫瘍マーカー、胃がんリスクを評価する胃ABC検査を併せて診断を行います。
DWIBS
【各コース結果説明の流れ】
・Aコース:当日結果説明
・Bコース:当日結果説明
・C、D、E、Fコース:2週間後結果説明
※お費用、検査内容をより詳しく知りたい方は当院ホームページ、メニューより脳ドックをご選択ください。
※脳ドックのご予約はお電話でのみ承っております。
かねなか脳神経外科03-6382-4880まで
ご不明点やご質問ございましたら、お気軽に受付スタッフまでお問い合わせください。
スタッフ一同、皆様の健康をサポート致します!
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