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  • 100人大丈夫でも1人の命に危険があってはならない

    2023.05.03

    こんにちは。事務長のKです。

    新緑が目に鮮やかな、すがすがしい季節となりました。GW皆さんは如何お過ごしでしょうか?

    当院は一昨日、昨日とゴールデンウィークの谷間、他の医療機関が休診であった為か150名を超える患者さんで診療も22:00まで続きました。

    本日のテーマは、「100人大丈夫でも1人の命に危険が有ってはならない。」です。

    先日、ネットニュースで芸能人のお母様がくも膜下出血でお亡くなりになられ記事拝見いたしました。

    お亡くなられて個人にお悔やみ申し上げます。

    記事の内容を抜粋すると

    ————————————————————————————————

    「4月7日。母は突然がくも膜下出血で倒れました。二週間後 21日に旅立ちました。二週間もの間、母は本当に頑張ってくれました!」と報告した。

    続けて「金曜日に倒れたのですが その週の前半から頭痛を訴えていたんです だけど元々、偏頭痛があったり花粉症がひどい時期だったので私は耳鼻科の受診をすすめてしまいました(耳鼻科の先生を責めてるなんてことは1ミリもありません)」と記した。

    さらに「搬送先のお医者さんにも、頭痛=脳外科に受診とはなかなか結びつかないと言われましたが、自分のなかで『あのとき…』という気持ちはもうどうしようもなくて」と、どうしても沸き立つ自責の念を吐露した。

     あえて、デリケートな書き込みをした理由もしたためた。

     「母のことを今SNSで言うことでもないと思っていたのですが ちょうどKEIKOさんの記事が目に入り、すこしでも、ひとりでも、頭の片隅に頭痛のこわさをおいてもらうきっかけとなれたらなあと おもいました」


    https://news.yahoo.co.jp/articles/813b25fe227cad5515cf4ce6f1d99ba1be0ade20

    ↑↑タップしてニュースへ。

    『たかが頭痛、されど頭痛』だと改めて感じた記事でありました。

    当院では頭痛外来にていつも強調し発信し続けてます。100人中99人が一次性頭痛であっても残りの1人が『命』にかかわる二次性頭痛を早期に診断し命を助ける事の重要性。検査ができる医療機関としての使命。です。

    以前、当院でも同じようなおそらくたかが頭痛だった方がされど頭痛であった症例を報告しました。

    http://www.kanenaka-neurosurgeryclinic.tokyo/wp/post_blog/%e9%a0%ad%e7%97%9b%e3%82%92%e7%94%98%e3%81%8f%e3%81%bf%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81/

    ↑↑タップして以前記事へ

    私は今回のニュースを経て、『頭痛=脳神経外科』という認識が広く認知される事を願います。

    そして、以前にも書きましたが、あえて再度書きます!!!

    片頭痛と思ってたら、まさかのくも膜下出血。

    頭痛にはこの様に『命』にかかわる頭痛が含まれます。

    頭痛を侮ってはいけません!!!

    私は事務長ですが、放射線科技師でもあります。

    激しい頭痛や今までとは違う頭痛では、MRI検査をおすすめ致します!

     

    自己判断が1番禁物だなぁと改めて痛感しました。

    くも膜下出血は殆どが脳動脈瘤の破裂です。言い換えると、脳動脈瘤が無ければくも膜下出血にはまずならない。人生で一度もMRIを受けた事無い方、数年以上受けた事無い方、そんな方々はMRI検査を受けてみてはいかがでしょうか?

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